読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕とザッティンと校庭で / Transfer Transgender

「僕とザッティンと校庭で」

 

太陽がドヤ顔をかましまくり、気温が30度近くまで上昇して5月とは思えない暑さが続く。脈絡なく小沢健二の「天気読み」を頭の中で口ずさんでみる。上昇する気温のせいでロードショーは続き不安と第6感について君もきっと勘づいているって。蒸し暑さFeat.不安な気持ちに唆されてね。まだ梅雨を控えてるのにちょっと浮かれてるのかな。あたたかい夜は落ち着かない。ドキドキする。外に出れる、遊びに行ける、部屋にいるのが億劫になる。それでも誰かから電話がかかってくるわけもなく、夜を持て余すことに。なのでコレを書く。最近、友達になったザッティンが読んでるよ!と言ってくれたから。

 

iPhoneMacBookも熱を持ち始める季節、どちらかというとギラギラした微熱を胸に秘め、肩から降ろしたリュックを手に持ち、コンクリート打ちっぱなしの、鉄骨が織り成す天国(地獄)への階段で僕らは私語を慎み嗜みデカ目の声で挨拶を交わして、修行の始業時間を待ってた。 ザッティンがいる。「オス!おはよーございまーす。」「お、ザッティン。」僕はそそくさと最後尾へと移動し靴を室内用に履き替える。ザッティンと誰かの話し声が耳に届く。「あいつ誰?」「西村。おもしろいよ。」(こういう出来事ってなぜかずっと忘れない、恥ずかしさとかちょっとした嬉しさとか。心に直結。)

 

ザッティン。鹿児島出身。今年で22歳の男性。ガタイが良く、知人に「ア◯コ&◯ースの平◯さんやんけぇ〜、ゆうて、ゆうてぇ〜〜〜!」とイジられがち。音楽はメロコアやらロキノン系ギターロックやらが好きらしい。年はひとつ下だけど、それが必要ない世界で知り合ったので関係なし。落ち着いてるほうなのかな。

 

僕のネットストーキング術によって割り出された同期アカウントの中に彼はいた。対面で話すより前から相互フォローだったけど、リプライの飛ばし合いはしていない。なんとなく周りが口にしたり書き込んだりするザッティン情報のおかげで写真を見ずとも、ああコイツだなと見当が付いていた為、初対面で「お前ザッティンだろ?」と奇襲攻撃をかまし、それを受け入れてくれた。この初めて会うはずなのに相手が自分のことを知ってる怖さ驚きみたいなのが僕は好きで、友達の友達、知人の知人など会うかもしれないなって人のSNSは積極的に追うようにしてるのだ。

 

同じ中央線エリアに住んでて気が合う彼と過去未来現状の話をマジメにしながら、照れ隠しのおふざけで笑い吹っ飛ばす、こういう生活がしたかった。かつてサクラメリーメンを超聴いてたという話で盛り上がったんだけど、ザッティンは電車に乗るとき混雑を避けたくて、いつもホームの末端まで歩いてガラガラの車両に乗り込むようにしてるらしい。それってサイハテホームじゃん?まだまだ至らない僕たちの未来に、共に過ごす夜をジャンジャン投資しよう。MacBookが本当に熱くなってきたので締めます。ザッティン(宮里)が千葉くんと組んでる千宮(せんきゅう)というコンビのキャッチフレーズで。

 

センキュー、センキュー、セセンキュー。

 

 

 

 

 

 

 

「Transfer Transgender」

 

香川県出身かつ最寄り駅も同じという生活圏まるかぶりのやつと遂に出会った。僕らは互いが同郷だということで当たり障りない会話をして、今ドコ住んでる?へのアンサーに硬く握手を交わした。もっと強く握れば良かった。女性だけど心はオトコ。自らトランスジェンダーと公言する史高さん。多分25歳。ふミタカと憶える。(生活圏がバレてしまう危ういワード)今知ったんだけど、性同一性障害トランスジェンダーは違うものなんだね。医学用語かそうでないかっていう。史高は望んでトランスジェンダーをやってるわけで、望んでトランスファーして香川からこの春に上京したらしい。護身用のタクティカル・ペンをポッケに忍ばせて、「お前はいつ死んでもおかしくないから。」と友人から手渡されたドッグタグを首にブラ下げて。

 

某・赤い服装の金髪バイと太ったオンナのコンビに「あれだけバイを公言しても世間に受け入れてもらえるんだ。」という感銘を受けて今の道を選択した史高。まだ何も始まってないようなものだけど、そんな心に何を刻んで生きてきたかを暇つぶしがてら深夜のバーミヤンで"語りん"するのは楽しい。(語りんってマジで久々に使った。マジでって言葉は一向に廃れないのに。語りんって死語だな。)一区切りつくごとにドリンクバイキング(バーミヤンではドリングバーとは呼ばない)を注ぎ足しにいくあの感じって何歳まで楽しめるんだろう。僕はまだまだ全然ヨユーで楽しい。不毛な議論をぶつけ合って日が昇る直前に店を出て、交差点で別れて耳にイヤホンをさす。部屋に帰って冷たいコーヒーを飲んで煙草を吸って泥のように眠る。ああ出来ることなら一生ファミレスで駄弁っていたい。そんな歩いて会える距離に住んでる不思議な友達ができた。超絶ローカルな話で盛り上がったけれど、今後はローカルでない出来事を共有してみたいですね。

 

なにか違う気がするなあ・・・と自分を疑いながらも帰り道でコレを聴きました。

 

 

 

 

 

 

仲良しグループじゃないけど、面白いやつのことを知りたいと思う。ビジネス・パートーナーを探しにきたはずだけど、金には替えられないものだって欲しい。感動できたら何でもいい。かもしれない。

 

 

 

今週のスローガン

 

「欲張っていこうぜ!」

 

 

 

おわり。

 

 

 

恋愛体質人間ども集まれ!

 

常に好きな異性とのコミュニケーションをはかったり、今は好きな異性はいないけれども、何処かで出会うかもしれないという気持ちで、常にアンテナを張っていることが「恋愛体質」の条件 - 出典 あなたはどちら?恋愛体質と結婚体質の違いを徹底比較

 

 

 

某大学で警備員のコスプレをして、箱の中で椅子に座ってラジオを聴きながら1日10時間くらいボーッとしていた頃の話。何人もの学生が目の前を通り過ぎるのでオシャレ考察で暇を潰していたんだけど、ひとり気になるナオン(女性。ここでは自分のシャイさと客観性を演出すべくナオンと表記する)がいた。

 

ほぼほぼ毎朝おそらく講義に出席するために、僕に見向きもせず自転車で疾走して曲がり角に消えていくナオン。身長高め・細め・髪型ショート重め・顔はなんて言うんだろう、僕は女優とかアイドルとかあんまり興味なくて詳しくないから上手く例えられないけど、白くて薄くて丸め?かな。服装はストリート系からもスイーツ系からも遠く、これも上手く例えられないけど、とにかくイイカンジだった。古着とユニクロとかGUとかの大衆向け衣服販店を混ぜました、みたいな。普通に可愛い、この大学の中ではいちばん好きだなと密かに遠くから見かけるたびに目で追っていたのだ。

 

梅雨時期のある日、降りしきる雨を眺めてボーっとしていた僕の目の前を窓越しにナオンが通り過ぎる。「そうか雨の日は面倒くさいから歩いて大学に来るんだ。ってことは歩いて来れる範囲内に住んでるのかな?こういう連想しちゃうから僕はキモいんだろうな。んっ?」ナオンが着てるTシャツが目に入って一瞬ドキりとした。 ZAZEN BOYSのすとーりーずTシャツを着ていたのだ。そこから僕はより一層ナオンを見かけるたびに目で追う、そんな僕のことお構いなしでナオンは自転車ですっ飛んで行く。

 

ザゼンTシャツってことはやっぱり向井秀徳周辺の音楽が好きなのかな。そう考えると服装やら髪型やら見た目の感じもなんとなく分かるし、結構ひとりで行動しがちなのも分かる。でも常にイヤホンしてる感じじゃないから熱狂的に音楽マニアってわけじゃなさそうだなあ。ああいうナオンは僕みたいな文系バンドマン崩れみたいな髪型と顔つきをしてる若い男が大学で警備員をやってるってことに興味を持たないのかな。でも基本的に目を合わせてくれないし。。

 

いつの間にか僕はナオンに夢中になっていた。僕みたいなナードっぽい男への理解がありそうだし、何より単純に可愛かった。超タイプだった。中学のときいちばん可愛いと思ってた女子と顔が似ていた。(その女子は今も港町の潮風に当たって、色々あって錆びていっている。僕から見ればの話なので、当人が幸せかどうかは知らない。でも、あんな人が小さい町で収まってしまうのは悲しいな。当然今では一切関わりがない。お幸せに。。本当に。)

 

でもどうやって関わりを持てばいいのか分からないし、警備員が私的な目的で学生に声をかけるのはまずい。勇気を振り絞ってナンパのようなことをして拒絶されたときのショックが恐ろしい。でも話してみたい。そんな葛藤を抱えながらナオンが通り過ぎるときだけキリッとした顔を作っていた。無論、ナオンの青い自転車は僕を完全に無視してブっ飛んで消えていった。嗚呼、あんなナオンと同棲同然のキャンパスライフを送ってみたい。中央線ユーザーならではの暮れゆく情景みたいな?サニーデイ・サービスのライブになんか出かけちゃって「街へ出よう角の喫茶店へ行こう・・・♪」なんて口ずさんじゃってさ。

 

そんな僕の妄想劇場は得てして、こけら落とさず閉館した。こんなこと今までに何回もあったけど、毎回すごくショックなんだ。可能性がゼロではないという希望とも言える僕の客観性が絶望に変わる。ゼロではない故に失敗してしまう自分が悲しい。最初から100%無理だと分かっていれば諦めもつく。限りなくゼロに近いけどさ。あーあ、すごく好きだったな。ナオンの人間性や中身は全く知らないけど。SNSも探し出せなかった。名前すら知らないし。僕がもっと頑張れば橋が架かったんだろうけど、渡ることを考えたら足がブルっちまって、結局は箱の中。僕は警備員を辞めてその大学周辺に出向かなくなった。こうしてひとりで始まりひとりで終わるカタオモイってやつを最近、経験しました。

 

見た目だけで好きになるのはなんか誠実じゃない気がする。それは自分のプライドが高いだけか。そりゃ美人とヤりたいもんな基本的に。いや別にヤりたいってわけじゃないんだ。動物はさ、DNAの乗り物ジャン?だから種を残そうとするのが当然なわけであって、人間も無意識下でプログラミングされてるんだよ。交尾するとキモチイイってシステム埋め込んだ神様って天才だよな〜。そりゃみんな子供を産むよね。いやそんなこと言いたいわけじゃなくてさ。なんで僕たちは恋をするのかってことよ。ある時、トガってる知人に「愛ってなんだと思う?」って聞いてみたらさ。「愛なんていう答えのないものについて討論することは野暮だぜ。」みたいなこと言われちゃってさ。いや違うじゃん?別に愛って何?っていう答えを知りたくて聞いたわけじゃなく、話題として、コミュニケーションとして聞いたまでだよ。ノリが悪いってやつだぜ。

 

付き合って彼氏彼女になって何するの?結婚しなきゃ意味なくない?そりゃ〜、世に蔓延する恋愛ってものを知ることは大事だと思うよ。話のタネになるし、勉強だよね。でもそこまで本気になれないっていうか、、本当にこの人のことが好きだ!愛してる!ってモードになれないんだよねえ、なんか。ちゃんと恋人がいてやることやってる同世代くらいの人達はスゴイなあ。自分の生活をしながら、恋愛をするくらいの余裕がある、っていうか恋愛をするだけの情熱があるんだ。もしくは暇つぶし?一緒にディズニー行ったり写真を撮ってインスタグラムにアップしたり。

 

あー、僕はどうしてこんなにも冷めてるんだろう。

せっかくのTOKYOひとり暮らしが。

せっかくのニジュウニサイが。

 

 

 

 

 

僕は中学時代を最後にまともに女性とお付き合いをしたことがない。「いずれ終わるであろう関係に本気で投資できる情熱を持てないから。」そんなことを某お笑いコンビの某人が言っていた。

 

youtu.be

 

 

TOPPAする病気16g

「どんなに他人のことをおちょくってもええけど、syrup16gが異常に好きなやつのことだけは簡単におちょくったらアカン。殺されてまうで。」

 

「アハハハ!(引きつり気味の爆笑)」

 

 

 

 

 

ふてくされてばかりの10代を過ぎて分別もついて歳をとっても、拭いきれない気持ちってある。悪寒を癒す誤摩化す為に好きなものを擦り倒して生まれた熱がどこかに残ってる。潜在意識的に。本気と書いてマジと読ませるモノホンのsyrup16gART-SCHOOL信者だった頃、あの頃に培った社会不適合パワーが抜けない。今回はそんなことを書きたい。なぜなら7年前、2010年5月16日は初めて人前で楽器を持って歌う、人生初ライブを敢行したメモリアルな日だからだ。syrup16gのコピーバンドで人生初ライブを行った高校1年生っていますか?俺の人生ごめんね人生ですよ。楽しい追憶の始まりだ!

 

小学5年生のとき、父親が小型携帯ラジオを廃棄処分するというのでそれを譲って貰った。イヤホンを付けてるオレ、カッコよくね?という謎のイキりから「俺なりのiPod」と化した「俺なりのオシャレ・アイテム」こと携帯ラジオを常に持ち歩き、友達との待ち合わせの際には欠かさず携帯ラジオから伸びるイヤホンを耳に刺して気怠そうに振る舞ってキメていた(つもり)。ちなみに誰にも触れられなかった。何でもいいからとりあえず音が流れる場所までチューニングして内容は全く聴かず、小学生にとって堅苦しいオベンキョウみたいなイメージが強い情報番組をBGM代わりにしてた。ある夜、いつものようにチャンネルもAM/FMも気にせず音が綺麗に鳴る場所を探してチューニングしていたら、大阪の民放ラジオABCでミュージックパラダイス(略してミューパラ)が流れていて、それが僕の運命を少し動かしたのだった。音楽よりもゲームが好きだった。音楽よりもスポーツが好きだった。音楽よりも友達と遊ぶことが好きだった。このミューパラを境に全てが逆転していくことになるのだけど、それはまた別の話。そんな偶然にして出会った音楽ラジオとインターネットが普及してYouTubeなんかも水面下に流行り出していた時代のおかげで僕はアっという間にろくでもない捻くれ野郎になっていた。

 

中学1年生の頃バンプオブチキンについて誰にも負けねえ!俺がいちばんバンプ好きなんだ!と熱心に誰も知らないバンプ情報を探求していたらブチ当たってしまったsyrup16gというバンド。多感でド思春期な時期に家庭環境やら友人たちとの擦れ違いやら様々な僕のクラ〜イ問題にいつもクラ〜イ歌詞とサウンドと歌声で寄り添ってくれた日本屈指のメンヘラ生産バンド、シロップじゅうろくグラム。恥ずかしくてバカにするように書いてるけど本当に好きだったんだマジで。それはごめん。とにかく中学生の頃は鬱憤が溜まっていて面倒くさい出来事がたくさん起こった。それを音楽を聴くことによってやり過ごしてしていた僕は当然「ああ〜バンドやりてえ〜。」という愚直な思いに駆られ、どこからか「地元の高校生がバンドやってライブなんかしてるらしいよ。」との情報を入手して、高校生になったらバンドできんるんだ、なら今のうちから準備しないとなというモードに切り変わり、受験勉強もせずに親から譲ってもらったギターを練習して、昼食代などをケチってお小遣いを貯めては生意気に機材を買い揃えていった。とにかくsyrup16gみたいなバンドがやりたかったので彼らが使用してるスモールクローンやらマクソンのアナログディレイやらコンプレッサーやらを買っては部屋を暗くして電気スタンドに青いフィルムを貼付けてソレっぽい空間を演出してひとりライブ@部屋に興じたのだった。

 

「俺はなんで生きてるのか意味分からん。どちらかというと死にたい。」なんてことをボヤきがちなドラムマニア(ゲーセンにある電子ドラム版太鼓の達人)上級者の同級生に「お前はコイツを聴くべきや!」とシロップのCDを貸し、意気投合した結果にそいつをドラマーに。 小学生くらいからドラムやってます!FLOW大好きです!みたいなこと言うクラスメイトにメロコアやら洋楽のロック名盤などを貸して徐々に洗脳していきベースを買わせてベーシストに。こうして中学生ながらスリーピース・バンド「The Helpless(ザ・ヘルプレス)」を結成した。僕はもちろんギターボーカルだ。名前の由来はシロップの曲名と字面がビートルズっぽいという理由から。後日、同級生にヘルペスヘルペス!と謎のdisを喰らい挫けそうになる。2ちゃんねるsyrup16g耳コピ・スレッドなるものを見てカポタストをはめて一生懸命にギターを練習し、ベースは武道館のライブDVDを一時停止しては指板を睨み付け目コピに没頭した。コードもあまり知らない、ましてやチューニングもあんまり分かってない、そんな状態にも関わらず「あの高校生たちがライブしてた箱でブッキング??あるぞ!」「よし出よう!」とグミチョコレートパインを地で行くロックキッズっぷりを発揮した僕たちは高校入学から一ヶ月くらいで初ライブに臨んだのだ。

 

日本でいちばん小さな県、その県でいちばん都会だけど小さくて狭い街、海もあるし山もあるけど東京タワーはない。日本でいちばん長いアーケード街にある狭くて小さいライブハウス。 午前中に集合した僕らはいよいよだな、大丈夫か?緊張してる?なんて世間から見たら本当にどうでもいい出来事を目の前にギラギラと闘志を燃やしていた。ベースのやつが世渡り上手でチケットは大売れ、500円×15枚くらいのノルマを余裕でクリアして、うじゃうじゃと知り合いと知り合いの知り合いが集まる。その日の対バンはすべて地元の高校生。グリーンデイのコピバン東京事変みたいなオリジナルをやる爽やかな女性ボーカルバンドとオルタナですレッチリですバンドみたいな面子。そこにシロップのコピバンである我々だ。出番はじゃんけんで決まったトリ前。なかなか良いポジションだ。適当な挨拶やコミュニケーションを済ましてふわふわふわふわした気持ちのまま本番へ。あの舞台袖での高まり。SEなしの板ツキだった気がする。トレブル上げすぎコンプかましすぎのパコパコ・ジャキジャキのテレキャスターが鳴る。

 

セットリスト↓

神のカルマ

Sonic Disorder

負け犬

I・N・M

Reborn

 

僕もドラムもとにかく叫び暴れまくって凄まじいスピード感の中ライブは終了。人前でヤバイ目をして絶叫するのは本当に気持ち良かった。授業中に部活中に帰宅中に説教中に言いたくても言えなかったあの気持ちが全て凝縮された、シャウトなんてものとは完全に別モノの叫びだった。そういう叫びをあげるバンドが無条件で好きだ。僕も銀杏BOYZのようになれた!と感動したもんだ。手拍子で盛り上げようとしてた同級生たちは目の前で打ち鳴らされるネガティブの圧に負けてしまい棒立ち。それでも「最後の曲は良かったよ!」なんて言ってくれる優しさ。知らない先輩に次のライブに誘われたり、初ライブにしては上出来だったらしい。そこから僕らの高校時代はバンド活動に捧げられ無意味で無駄なときめきを追い求めてボロボロになっていった。ちょっと前にドラムのやつと雑談してるときに初ライブ憶えてる?って聞いたら「忘れられるわけないよ、あれは忘れられない。」と言っててすごく嬉しくなったな、なんか。これからもそういうあまりにも強い光みたいなものを誰かと共有できたらな。

 

自分にとって5月16日は初期衝動の日として忘れられない1日となってる。シロップ好きとか軽い気持ちで抜かすブスの悪口をブログに書き綴っていたし、中学のみんなの便り的な親御さんへのニュースペーパーに「今日見た夢にタクシードライバーブラインドネスと名付けた。終わり。」なんていうクソ痛い一言を投稿してたし、マジでろくでもない、人の目を見て喋れないクソ捻くれ雑魚に陥ってしまったけど、あのライブで自分の何かが変わったし戻れなくなった。自分の限界をTOPPAすることは出来たけど、自分と他人との壁をTOPPAすることは難しい。いつの間にかシロップを聴かなくなって復活後もあんまり興味ないけど、今日もヤニで塗れた自分の部屋の壁を眺めて初ライブ以降変わらない気持ちを思います。神のカルマってか。。

 

 

 

 

 

 

 

「お前の好きなシロップうんたらグラム聴いたけど暗すぎやろ!!目がヤバイ髭ふつーに歌めっちゃ下手やん!!ウーバーのほうが100倍ええやんけ!!笑」

 

 

「あああああああああああああああああーーーーーー!!!!!!!!殺す殺す殺す!!!お前殺す!ウーバー殺す!クソがッ!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

youtu.be

相方に告ぐ!まだまだ浅い関係のブルース!

何やってるんだ・・・ここ2、3か月だけの話じゃなくて・・・今まで何やってたんだろ・・・女にも世間にも全く相手にされてない僕はみんなが聴いてない音楽を聴いたり、みんなが読んでない漫画を読んだりすることで自分を正当化してきたわけだけれど・・・そんなもん自分の勝手なルールを作り上げて自分を守ってるだけの奴じゃないか?みんなについていけないのを・・・「みんなで同じ方向に行くバカ連中」と思うことで自己防衛したり・・・流行りものをバカにして自分を高みに置いたり・・・例えば・・・髪を染めたりピアスをしたりカラコン入れてる人を「改造人間じゃん」・・・と心の中でバカにして・・・自分はオシャレもしないで・・・むしろオシャレをしないのがカッコイイんだぐらいに思ってて・・・裸がカッコイイ人がいっちばんカッコイイんだぜという・・・岡村靖幸の言葉を信じて服に金をかけてるけど肌が汚いやつや・・・もともとの顔がどうしようもないやつを下に見たり・・・むしろオシャレをしないのがカッコイイんだぐらいに思ってて・・・オシャレしてる人達を「恋愛関係しか頭にないアホ人間グループ」と・・・バカにして・・・バカにしてたクセに!バカにしてたクセに・・・そのクセに・・・今風の髪を染めたオシャレでカワイイ頭の悪そうな女の子が現れたら激しくメロメロになってしまったじゃないか!!うっ・・・う〜〜〜ううう〜〜〜うっうっうっ・・・みんなが羨ましかったのか・・・?いや・・・そーだけど・・・そーじゃない・・・・さびしかったんだ・・・いろんな理屈並べて強がって・・・本当は全然こらえれてなかったんだよ〜〜〜〜〜・・・さびしかったんだよ〜〜〜〜〜!!!!すごくさびしかったんだ・・・・・・・・

(※僕の小規模な失敗 より サンプリング)

 

 

 

 

 

 

ヴォイ・・・ヴォイヴォイ・・・オンオオ・・・(ヴォイ泣き)

 

 

 

 

 

 

学校法人なのかどうかは知らないけど、養成所にも入学式というものがある。(あまり詳細を書くのは良くないらしいので所々、曖昧な表現を使います。すいません。) 義務教育をきちんと、それなりに通過してきた人ならすぐに思い浮かべることができるであろう入学式と大して変わりない、スタンダード、ノーマル、オーソドックスの三拍子が揃ったフツーの入学式だ。その直後から超スピードで養成所生活なるものが始まる。これがもう本当に凄まじいスピードなんです。 このBPMについてこれるか?超高速裏打ちハイハットが打ち鳴らされオハヨウゴザイマース!!(オハヨウゴザイマース!!)という容赦ないコールアンドレスポンスが狭く蒸し暑い空間に響き渡る。僕もキリっとした顔つきでフルメタル・ジャケットさながらの大声を出す。軍隊の様に厳しい、殴られる、殴られたくないという恐怖を抱えていたかつての僕に「真面目にしてれば全然そんなことないよ。」とお伝えしたい。まずはルールや心得を教えられ、そこから自主的な自己アピールが始まる。みんな人気者になりたくて、1番になりたくてココに来ているのだから当たり前だ。しかしそこには違う意味も含まれていた。ほとんどの人は誰かに出会いたくて、運命の導きを信じて独り、人混みの中へと踏み出した。

 

「相方探しの会」

 

このスピード感が本当にすごい。始まってソッコーで「はい、二人組作ってね〜。」と陰キャのトラウマをえぐりまくる号令がかかる。見た目とか雰囲気とかでどんどん話しかけに行って、君イイネ!じゃあ俺と天下取ろう!とコンビなりトリオなり各々の形に落ち着く。重要な選択をものすごくラフに決断する。婚活パーティーもこんなカンジかな。僕もとりあえず誰でもいいから性格がいいやつと組もう、どうせ解散を繰り返してベストな形に近づいていくことになるのだろうからと、ヘラヘラ適当なことやってたら結成5時間でフラれたり、好意が全く伝わらなかったり、趣味嗜好が近い人と出会えなかったり、、紆余曲折を経て何とかコンビを組んだ。そして間髪入れずにネタ見せなる機会が与えられる。出会って間もない僕らの間にグルーヴはもはや皆無、話し合うだけ疲労していった。 他人とはひと味もふた味も違う味を出さなければいけないと僕はまた周囲の真っすぐさに反抗して斜に構えた態度を取っていた。中二病と括られても仕方ない。自分の当初の目的であった「礼儀正しい大人になりたい。」から大きく逸れたスタイルだ。結局、大衆の中で孤独を感じていた。昔はもっと簡単にクラスメイトと打ち解け合って友達になれたのにな。ああ情けない。

 

僕らは様子を伺いながら互いのインサイドを探っていく。というかほとんど一方的に僕が相手の話を聞き出すばかり。普通の人はあんまり他人に興味ないのかな。確かに本当にどうでもいいやつってのはいるけど、少なくとも創作物が好きな人って多少なりとも他人に興味を示すもんじゃないの?なぜ僕に質問しないのか?こいつの本質、本当はどんなやつかな。僕とこいつではどんな方向で活動したらいちばん良いかな。 そんな話し合いと同時進行でひとつの台本を作り上げていく。意見がぶつかり合い疲労する。最後には「きっと気は合わないんだろうね。」なんて台詞が飛び出す。その台詞に疑問が生まれる。感謝だの縁だのを提唱して、どちらかというと博愛主義みたいな事を言うくせにバッサリと切る。間違ってはないし事実なんだろうけど、、。わだかまりが生じては遺恨が残り腐る僕らのトーク、世間と自分との価値観の相違、どうすれば上手くいくか。結局、自分のプライドの高さが良くないんだな。「これからどうする?」ってLINEに返事をしなくちゃ。

 

 

 

 

 

悲しみをバネにしてやってきた僕たち

そのバネはまだあるか

加えられる力はあるか

ベクトル合わせて 呼吸を重ねて

ジャンプできますか お上りさんにしか分からない 高さ

飛べないな ハネないね

ヴォイ・・・ヴォ・・・オンオオ・・・(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恐怖心だけをエサにして息をつないでる〜♪」

 

youtu.be

 

 

できることなら ずっと ぼーっとしていたい

出来ることならずっとボーっとしていたい。背もたれのある椅子に座ったり、柔らかいソファーに寝転がったり、居心地のいい空間でずっと。口の中がネバついて気持ち悪くなるまで煙草を吸って、静かで少しサイケな音楽でも聴いて、昔のことを思い出してやんわりと嬉しくなったりやんわりと悲しくなったり、自分のことや他人のことや世界のことをテーマにしたあまり中身のないひとりトークをひとりで聴いて、疲れたら帰りたい。眠りたい。そう思う。

 

 

「できることなら ずっと ぼーっとしていたい」

 

 

有限なもの、時間とかお金とかを追いかけたり追われたりしながら僕は暮らしてる。なんだか恐れ多くて生活を営んでるとまでは言えないけど、とりあえず暮らしてる。2016年2月〜2017年4月の間は某大学とその付属病院の警備員をやってお金を稼いでいた。本当に退屈な仕事で接客なんてものはほとんどない、ましてや人と会話することが一切無いといっても過言ではないような仕事だった。シフトは大体8時〜19時あたりで、イレギュラーな日は夜遅くなることもあったけど、それでも22時には必ず部屋に帰れた。日曜日と祝日は休みだったし、警備員のルールとして3時間以上休憩なしで稼働してはいけないというのがあるらしくて、休憩もトータルで1日2時間はあった。今までまともにバイトをしてこなかった自分には充分な給料を貰えたこともあって、それなりにマジメに頑張った。社会不適合者にはピッタリの仕事だ。

 

偶然、母校の中学校と同じ名前を冠した「◯◯門」のすぐ側にある箱(プレハブ小屋)の中でラジオを聴きながら1日10時間くらい椅子に座っていた。もちろん呼びかけだの施錠だの細かい仕事はあったけど、サボろうと思えばいくらでもサボれる。僕は警備員のコスプレをしてTBS,InterFM,J-WAVE,TOKYO FMのラジオ番組に耳を傾けて脳ミソにアイロンをかけていた。そうすることで気持ちが落ち込まないようBADにならないよう気をつけた。こんなに楽な仕事もできないのは成人済みの大人としてまずい。収入がなくなることは飢えに繋がるし、助けを乞える家族や友達も思い浮かばなかった。なにより自分の無駄に高いプライドがそれを許さなかった。そういう危機感があったから。

 

朝昼夜と同い年くらいの男女が笑い合いながら僕がいる箱の前を通り過ぎていく。何百人もの学生と偉そうな先生、事務員、付属病院のスタッフ、大体毎日顔を合わせては微妙に挨拶を交わすだけの関係。顔は知ってるけど名前は知らない、希薄な人間関係。その人達を眺めては生意気に観察・考察で暇を潰してた。妄想もたくさんした。僕が煌びやかなキャンパスライフを送っていたら、東京生まれだったら、偏差値の高い進学校に通っていたら、スポーツや芸術ができて賞なんか貰ったり、キレイでカワイイ美人の同級生と誠実かつヤることヤってる破廉恥なお付き合いができたり、付き合ってもないナオンとワンナイト・トキメキをトゥギャザー出来たら、絵が上手で高校生で漫画家デビューとかガリレオガリレイばりの早熟さで音楽シーンに登場!とか。小説家っつーのもいいなあ。警備員やってるけど実はコンビニの小説書いてるあの人みたいなカンジで、趣味で、創作意欲のためにあえて警備員やってるんです僕は〜。とか。今の記憶を持ったまま家庭環境や身体を自由にカスタマイズできて、もう一度、中学校入学くらいから人生やり直せないかな。強くてニューゲームってやつ。

 

そんなことばかり考えて僕は箱の中にいた。周囲との差や自分の低学歴っぷりに打ちのめされて、保身の為に斜に構えた態度を取ってはイヤなことから逃げ続けて、名実共にダメ人間になっていた。今もそうだけど。バンドはあきらめた。センスや才能をカバーするだけの情熱が足りなくなった。日々に感動を見出せないから。このままでいいのか。何か変わりたい。なんで変わりたいのかって生きてる実感が欲しいから、出来るだけ感動したいから。ぼーっとするのは楽で気持ちいいけど時間や金からは逃げれない。宝くじは買っても当たらない。タイムマシーンが完成しても心にはタッチできない。多分、自分に自信がないから。目標もなく守るものもなく親友も恋人もいない。家族とも仲良くない。居場所がない。正確にはあるんだろうけど、納得できなかった。傷つきたくないけど傷つかなきゃ得られないであろう何かが欲しい。ずっとぼーっとすることはできない。チルアウトの意味がズレる。不屈の魂を持つ男になりたいな。矢吹丈とかブラック・ジャックみたいな。色んなものが欲しい。卑しい人間なんだスマン。でもいちばん欲しいのは友達と死ぬほど笑ったり泣いたりするドラマを共有することかな。中学生の頃みたいにお腹が痛くなるまで笑いたい。基本的に笑いたいもんな、なるべく。なにか面白い話ないの?って。感動したいな、虚しさ以外の強い気持ちが欲しい。でも本当にぼーっとすることはスンバラシイんだ。全部ゼロになる。楽チンだ。でももったいないっていうか若いんだし、、外に出なよ、、立派な大人になりんしゃい。人付き合いもちゃんとできる自立した男にだけ訪れる幸せってあるよ、多分。だけど疲れるんだ動くことは。運動しないとツキはまわってこない。無限に時間があれば無限にお金があればずっと虚無でもいいかな。マジで?無限じゃないけど。ええーー。低学歴が考えてもキリないな!疲れたし眠ろう。ちゃんと早寝早起き出来れば大丈夫だよ。おやすみなさい。もう死んでもいいな。マジで?おやすみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はあーだこーだ考えながら箱の中でぼーっとしていた。

それは気持ちよくもわるくもあった。

まだ分からないけど、とりあえず貯金をしよう。

適当に行動しよう、もう死んでるみたいなもんだし。。

気がついたら春が通り過ぎようとしていた。

僕はNSC東京23期生になっていた。

 

 

 

 

 

まだ箱の中で

 

 

 

 

 

 

 

ロング

 

 

 

ボイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショートホープ